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「The Reminiscent El」
第2話 ミーミルの泉

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「嫌な事を思い出させてしまったかな」
レイバンがそう言うと、エルは慌てて首を振った。
「あ、ごめんなさい。変な事言ってしまって…。気にしないでください」
レイバンは鋭い眼でエルの顔をじっと見つめた。
しばらくそうすると、何事も無かったかのように僅かな微笑むを浮かべる。

切り替えが早い人だ…。
エルはそう思いながら、彼が魔術で出した水を一口飲んだ。
「さて、私の左目についても話さないといけないかな。孤児院であんな話を聞かされては、君だって気になっていることだろう」
エルは小さく頷いた。
確かに…ずっとあの会話の内容が気になっていた。
彼が何かに“目を差し出した”という話…。

「魔術師というのも、色々な方法でその知識を身につけるんだ。私の場合は、ある人物の力を借りることで多くの知識を身につけた」
レイバンが言うのを、今度は邪魔しまいとエルは黙って聞くことにした。
また先ほどの魔術の話のように、自分の理解力を超えた話が出てきたらそれを呑み込めるか不安だったのだ。
「その友人はミーミルという名でね」
レイバンは何かを思い出しているような遠い目で、並べられた料理を見つめる。
「その人が管理している泉の水を飲むと、人間の本来の力についての認識を深める純粋さや、澄んだ心を見つめなおすことが出来るんだ。
どう言ったらいいかな、思考力を磨くための栄養、または知識のための知識、魔術を扱う知識を磨く上でこの水は…」
「つまり…」
エルは思わず口を開く。
「その人の泉で水を飲むと、魔術を使えるようになるってことですか?」
レイバンはしばらく考えると、こくりと頷いてみせた。
「分かりやすく言えばそういうこと。まあ、その一部だけどね」
エルは自分の頭がその“知識”とやらで爆発寸前だったことを彼に告げたかった。

「とにかく、私はミーミルに気に入られてね」
レイバンはエルのグラスに、魔術で水を足しながら言った。
「私には才能とやらがあったらしく、左目を差し出したらもっと知識をくれると言われたんだ」
「それで、差し出したんですか?」
レイバンはにやりと笑った。
その顔はどこか得意げで、そしてエルには恐ろしく見えた。
「私は知識に貪欲でね。彼と取引して、魔術師でも驚くような知識を手にした…」
レイバンはじっとエルの目を見つめる。
「君も彼に…ミーミルに会うことになる」

「私もですか?」
「そうとも」
レイバンは戸惑っているエルを気にも留めず、言葉を続ける。
「それも、明日ね」


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