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「The Knight Diaries」
第6話-ステラ・マリスの戦い-

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ヒルデは真っ暗闇の中にいた。
だがしかし、赤く光る無数の星たちが、ただ一箇所だけを、地面に膝をついている自分を照らしている。
そしてヒルデは気付いた。
星の薄明りに照らされた自分が跪いている場所は、血溜まりの中心であることに。
生暖かい血がべっとりと下半身を濡らしているが、血溜まりは元からその場にあるものでもなければ、地面から吹き出たものでもなかった。
ヒルデは見下ろす自分の体に驚き、目を見開いた。
またあの悪夢だ。
剣が突き刺さった自分の胸部から、どろどろと粘り気のある赤い血があふれ出ている。

ヒルデは次に何が起こるかを知っていた。
構えようとするが、いつも間に合わない。
剣の持ち主であろう、顔の見えない男が影の中から現れる。
彼の真っ黒な目が、自分をあざ笑うかのように見つめている。
ヒルデは出ない声で苦痛に喘ぐが、男はヒルデに刺さっている剣を躊躇無く引き抜いた。
抜かれた血が糸を引いて流れ出る…。
耐え切れない痛みにヒルデは失神しかけるが、すぐに髪を乱暴に掴まれて意識を取り戻した。
彼はそのままヒルデを引きずって、その場所から移動し始める。
引きずられて痛む体の感触で、ここがようやく乾いた土の上だと分かった。

しばらく進んだところで、ヒルデは乱暴に捨てられた。
ヒルデは何とか男から逃れようと、虫の息で地を這い始めた。
目の前に、小川が流れているのを見つけると、ヒルデは何の考えも無くそれを目指す。
いつも見ている悪夢のはずなのに、なぜかこの場面に覚えは無い。
この悪夢はいつまで続くのか…。

小川にやっとの思いでたどり着き、水面をのぞき込む。
すると、頭の中の問いに答えるように、男の黒い目が水の中で恐ろしくも笑っているのが見えた。
突然、背後から後頭部を押さえつけられ、顔面を水の中に押し込まれる。
胸の激痛が激しすぎて、もがくこともままならない。
ヒルデは手探りで自分の頭を抑え込んでいる男の手を振り払おうとした。
だが男の腕力は異常なほどの怪力で、びくともしない。
1分ほど経っただろうか、ヒルデは呼吸を求める本能に耐え切れなくなった。
肺が酸素を求めて広がる。
体内に流れ込む水はとても冷たかった。
しかし肺は焼けるように痛み、喉が水を拒絶して何度もえずく。
その苦しさにヒルデはパニックになり、じたばたと逃れる当てもなく暴れた。
だが、すぐに力が入らなくなり、視界が暗くなっていく。

力の抜けたヒルデの腕が、だらりと垂れた。


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