スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←10 →12
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


web拍手 by FC2
総もくじ  3kaku_s_L.png The Knight Diaries
総もくじ  3kaku_s_L.png The Reminiscent El
もくじ  3kaku_s_L.png 旅日記(ゲーム)
もくじ  3kaku_s_L.png 日記
もくじ  3kaku_s_L.png ご案内
総もくじ  3kaku_s_L.png イベント小説
もくじ  3kaku_s_L.png 閉鎖中
web拍手 by FC2
  • 【10】へ
  • 【12】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「The Knight Diaries」
第6話-ステラ・マリスの戦い-

11

 ←10 →12



「おい坊や、美人たちを独り占めするつもりか?」
その言葉にアレンは表情を苛立たせていた。
しかしヒルデは、この事態がますます面白くなってきたことに興奮していた。
厄介事がまったく起きないという日常も、それはそれでつまらないものなのだ。
アレンは服の袖を捲ると、丁寧に食事を始める。
ところが、まだ一口も口に運んでいないまま、料理は船乗りの手によって地面に叩き落された。
気の短い船乗りたちの挑発にアレンは顔を歪め、しばらく料理が並べられていたテーブルの上を眺めていた。
「諸君、いい加減にしたまえ」
エスネが立ち上がった。
「私が相手になろう」
船乗りたちはエスネの言動に戸惑っている様子だった。
騎士の性質や作法を知らない船乗りたちは、彼女が誘いに応じたと勘違いするに違いない。
ヒルデは拳を口に突っ込んで笑いをこらえた。
この件に関しては、アレンも同様ににやりと笑みを浮かべている。

「素直じゃないかお嬢さん」
一人の船乗りが、強引にエスネの腰に手をまわした。
案の定、エスネは彼を余裕で張り倒してしまった。
何が起こっているのか状況を把握できない男たちは唖然としている。
「何すんだお前!」
船乗りの一人がエスネの戦闘行為に気付き、彼女に飛び掛る。
エスネは剣など使わなくても、簡単に男を叩きのめして見せた。
ヒルデはそれに歓声を上げた。

続けて二人の男が同時にエスネに飛び掛るが、この時もう一つの出来事が起きた。
地面に倒れていた気取った船乗りが、ヒルデに迫ったのだ。
ヒルデは彼の狙いが自分に変わっていたことに気付かず、いきなり飛び掛られて椅子から転がり落ちてしまった。
側で乱闘しているヒルデとエスネを無視して、注文し直した食事にありつくアレン。
強くぶつけた体が痛むが、ヒルデは一緒に転んだ男に蹴りを入れてから勢い良く立ち上がる。
「掛かって来な!」
ヒルデは構えた。
しかし、既にエスネが全員を倒した後だったことに驚愕する。
彼女の体術は実に見事だった。

「さすがだね、エスネ!」
「当然だろ」
アレンが無駄に丁寧な食事をしながら言った。
「そうでなきゃ、ペンドラゴンの護衛は務まらないさ」
「その通り。この程度、肩慣らしさ」
エスネは少し自慢げに微笑んだ。
「この町では、無礼な船乗りに警戒する必要があるな」
「“君に”警戒する必要があるんじゃないか?」
アレンの言葉にヒルデは笑った。

アレンが食事を終えると、三人は移動することにした。
ここではさっきの事もあって、人目を引くからだ。
アレンは最初の料理を地面に落とした男を、わざと蹴飛ばしながら歩いていた。
ヒルデはそれに気付いていたが、黙って笑いをこらえていた。

今日は何とも愉快な日だ。


関連記事
スポンサーサイト


web拍手 by FC2
総もくじ 3kaku_s_L.png The Knight Diaries
総もくじ 3kaku_s_L.png The Reminiscent El
総もくじ 3kaku_s_L.png イベント小説
総もくじ  3kaku_s_L.png The Knight Diaries
総もくじ  3kaku_s_L.png The Reminiscent El
もくじ  3kaku_s_L.png 旅日記(ゲーム)
もくじ  3kaku_s_L.png 日記
もくじ  3kaku_s_L.png ご案内
総もくじ  3kaku_s_L.png イベント小説
もくじ  3kaku_s_L.png 閉鎖中
web拍手 by FC2
  • 【10】へ
  • 【12】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【10】へ
  • 【12】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。