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「The Knight Diaries」
第6話-ステラ・マリスの戦い-

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もうすぐ陽が暮れようとしている時、ヒルデは停泊所から少し離れたところに浜辺を見つけた。
この町へやって来てから、まだ少ししか海を間近で見ていない。
「アレン、エスネ!」
ヒルデは二人に言った。
「皆のところに戻る前に、浜辺に行かない?」
アレンは嫌そうな顔をしていたが、エスネがそんな彼を一睨みする。
「行こうじゃないかアレン。可愛い弟子に頼まれてるぞ?」
「ばか言え」
アレンはうんざりした調子でヒルデの後に続いてきた。
彼が不服にもエスネに従う姿を見て、ヒルデは少し驚いていた。
三人が浜にたどり着くと、そこには夕陽が輝く絶景が待っていた。
この水平線の向こうには、ダールがある大陸が待っている。
近々この海を渡ると思うと、ヒルデは好奇心と共に若干の不安を抱いた。
本当に人間がこの大きな世界を跨ぐことなんて出来るのだろうか?

「この季節に泳ぐのは無理かな」
エスネは屈みこむと、海水を撫でるように触りながら言った。
「やっぱり、冷たいな…」
その顔は切なげだったか、ヒルデはそのしぐさを見て、彼女が初めて女性らしく見えた気がした。
「もうすぐ冬だ、当たり前だろ」
アレンがにやりと笑う。
「そもそも泳げるのか?」
「泳げるとも」
エスネは即答した。
「私が育ったのは漁業が盛んな町でね。実は得意なんだ」
「それは感心するね」
アレンがわざとらしく驚いた顔をする。
「ヒルデに船から落ちた時の対処法を教えてやってくれ」
ヒルデは自分が船から落ちるなんて考えたこともなかった。
言われて見れば、数日間船の上で過ごすとなれば、そういったトラブルもあり得なくもない。
ヒルデは真面目にエスネからその術を聞こうと顔を見るが、彼女は首を振った。
「いや、この季節に帆船から落ちたら、間違いなく死ぬよ。誰にも気付かれなくてね」
ヒルデは自分の顔が青くなるのを感じた。

「あんまり脅かすなよ」
アレンは楽しそうにエスネに言った。
「戦いが始まる前から怖気づかれちゃ困る」
ヒルデはその言葉に憤慨した。
「怖気づいてなんかいないんだけど…」
「それなら結構だね」
アレンは言った。

「怖気づくのが普通だ」


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